ジョー・ヒタギの止リ木 | 「ものづくり」や「ものなおし」をするブログ

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ジョー・ヒタギ の 止リ木

【思いつき】赤外線による撮影阻止【その3】

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ふと思いついたこと(荒唐無稽な世迷言)その3
この記事は、「こんなものがあったらいいなぁ」という私の妄想です。

解決したいこと

昨今、スマートフォンやドライブレコーダーの普及によって、誰もがいつでも気軽に撮影できるようになりました。

しかし、撮影者の中には肖像権への配慮や常識の欠如した方がおられるため、「誰かが考えなしにインターネットにアップロードした写真に思いがけず自分の顔が映っていた!」という事態は増えていくことでしょう。

こうした問題を防ぐために、せめて顔だけでもカメラに映らないようにしたいと思ったわけです。

解決案

顔の付近に赤外線を照射する装置を取り付け、カメラを光量過多の状態にして撮影を妨害するというのはどうでしょうか。

赤外光は人の目には不可視だがデジタルカメラには映るため、人間の知覚には影響を及ぼさずカメラだけに干渉できるはず。

予想される問題点

思いついた問題点は次の2つです。

  • カメラに赤外線をカットするフィルターを装着するだけで対抗可能
  • 赤外線への長時間の暴露が人体(特に目)に悪影響を及ぼすかも

前者については、わざわざ(高価な?)フィルターを買い求める人はそう多くはないと思われるため、撮影者の母数を減らすという意味では問題にならない可能性はあります。

話は脱線しますが、車から強力な赤外線を照射すれば他車のドライブレコーダーを妨害できる気がします。法的な問題は発生するのでしょうか。

先行事例

暴走族などが着用するマスクには反射板が仕込まれており、防犯カメラから照射される赤外線を反射して顔が映らないようになっていると昔どこかで読んだことがあります。

また、J-PlatPatで「盗撮 防止」と検索すると、不可視光を利用した盗撮防止技術の特許が複数申請されていることが分かりました。以下に例示します。

  • 特開2012-156970「盗撮防止装置」:映画館のスクリーンに赤外線を照射する
  • 特開2013-201734「盗撮防止装着具」:眼鏡型装置で、目を覆うレンズ部を非可視光で発光させる
  • 特開2017-010372「盗撮防止装置」:水滴を噴霧し、それに可視光や赤外光を反射させることで飛行体からの撮影を阻止する

少し趣旨が異なりますが、下のような発明もありました。

  • 特許6108562「顔検出防止具」

上の特許は眼鏡型の装置で、特定の波長の光を吸収または反射させることで顔の輝度を操作し、画像から顔を検出されることを防ぐものです。
前述のような赤外線を照射するものとは異なり、作動原理がパッシブなことが特徴。 おそらく監視カメラシステムによる追跡を防ぎ、プライバシーを保護することを意図しているのでしょう。

別案

カメラのソフトウェア側で対応してもらうことはできないでしょうか。

例えばスマートフォンでは、顔が検出されると自動的にモザイクを入れる機能を義務付け、カメラを認識していることが明らかな被写体やあらかじめ登録した被写体のみモザイクを外せるようにできたら良さそうですが。

おまけ:盗撮防止装置を無効化する装置を検出する装置

表題がアンチ・アンチウイルスソフトのような構文になってしまったが、面白い特許情報を見つけたのでご紹介します。

  • 特開2012-088447「映像表示スクリーン、映像表示システム、及び盗撮用カメラの検出方法」
  • 特開2012-181262「映像表示スクリーン、映像表示システム、および撮影装置検出方法」

映画の盗撮を防ぐために映像に非可視光を混入させた場合、対抗手段としてその非可視光をカットするフィルタをカメラに取り付けることが考えられます。そうしたカメラを発見するため、観客側に非可視光線を照射し、フィルタの反射光を検知しようというものです。

似たような装置として、ニューコンオプティック社のLAS 1000のように、狙撃手を発見するためにスコープの反射光を探すものがあります。
 参考:LAS 1000|ニューコンオプテック