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安くて丈夫なFMトランスミッター「FM36」のレビュー

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2000円未満で買ったFMトランスミッターが、大したトラブルもなく2年近く使い続けられています。接続も安定しており音質も悪くありません。なにより車内の過酷な環境下で2年間耐えており、頑丈で耐久性が高いです
今回はその製品をご紹介したいと思います。

FMトランスミッターとは?

FMトランスミッターとは、スマートフォンからの信号をFM電波に変換し、それをFMラジオに拾わせることでスマホとカーオーディオを繋げる中継装置です。

カーオーディオにBluetooth機能が備わっていれば、スマホとカーオーディオが直接Bluetoothでやり取りできるのでトランスミッターは不要です。

そうでない場合は、まずスマホとFMトランスミッターをBluetooth(または有線)で接続し、次にFMトランスミッターとカーオーディオをFMラジオでつなぐことになります。すなわち、FMトランスミッターを介してスマホとカーオーディオを無線でつなぐことができるのです。
【ノイズ・故障なし】FMトランスミッターを選ぶ5つのポイント
耐久性・接続の安定性で選ぶ FMトランスミッターのおすすめ5+1選をレビュー

FM36

今回ご紹介するのは FM36 という製品。私は2017年12月上旬にAmazonにて1650円で購入しました。車のシガーソケットから給電するタイプです。ハンズフリー機能付き。

外観・機能紹介

本体部分は楕円形をしています。大きさをノギスで計測したところ、長軸が47㎜で短軸が37.7㎜でした。

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外装はプラスチック製ですが、つやがあるものとないものが使い分けられており、二千円未満にしては安っぽさがないと思います。

2つあるUSB端子のうち、左は音声入力用、右は充電用。

上段の緑と赤のボタンで音楽の再生・一時停止ができます。ハンズフリーモードでは電話に出る・切るボタンとして使います。
下段の「M」がモード切替ボタン。両横の矢印ボタンは、周波数の切り替えや音楽のスキップに使用します。

横から見た図。

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 シガーソケットを除いた高さは約26㎜。
可動部はなく、一体型なので頑丈です。

車(ダイハツ ムーヴ)のシガーソケットに挿したところ。

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ダイハツのムーヴはシガーソケットが奥まったところにありますが、この製品の大きさだとぴったり収まります
赤く表示されているのはBluetoothモードを表す「bt」の文字。最初はアルファベットだと気が付きませんでした。

対応する入力方式は次の3種類です。

  • Bluetooth
  • USBメモリ
  • SDカード(TFカード)

下二つを使用する場合、対応フォーマットはMP3・WMA・WAVとなっています。また、認識できる容量は最大32GBまで。
Bluetoothモードで一度ペアリングをしてしまえば、次の起動時からは自動で接続されます。これはかなり便利です。

説明書は日本語と英語の両方が付属します。

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 説明書によると製造元は「TECBOSS」というメーカーのようです。

使い心地

以下、本製品の良い点と悪い点について述べます。なお、私は常にBluetoothモードで使用しているため、特に断りがなければそのモードを使った感想だと思ってください。

良い点

耐久性が高い

2017年12月頭に購入して以降、ほぼ毎週5日、1日に1時間半ずつ使い続けています。職場の駐車場には屋根が無いため、猛暑や厳寒のなか吹きさらしの車の中に放置されていることになりますが、2年近く経過した今でも壊れる気配はありません。安い中国製ということで消耗品のつもりで購入したのだが、うれしい誤算でした。
下手に可動部がないのも幸いしているのかもしれません

周波数を自分で設定できる

本製品は87.5~108MHzの範囲で、使用するFM周波数を0.1刻みで変えることができます。これにより、地域のFMラジオの周波数を避けるとともに、わざと中途半端な数字の周波数にしておけば他人が使用するものと混線する心配がありません。
実際、この2年間で音声が乱れたのは3回だけであり、いずれも一瞬のことでした(もっとも、その原因が混線なのかは不明)。

FMトランスミッターの中には、あらかじめ設定されている数個の周波数から選ぶだけのものもありますが、それだと混線する確率も高くなるでしょう。
 参考:総務省|全国民放FM局・ワイドFM局一覧

Bluetooth接続が安定している

この2年間で接続が切れたのは1度だけ。その時はすぐに自動で再接続されました。

音質が良い

ノイズが混じることなく、クリアなサウンドが楽しめます。もちろん音が途切れることもありません。
それ以上の部分については、実際に音を出力するオーディオ機器の音質によるところが大きいのではないでしょうか。

スマホの充電ができる

右側のUSBポートから最大5V・2.1Aの電力を供給できます。これは意外と便利。

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悪い点

自動再生機能がない

Bluetoothに接続したら自動的に音楽を再生するという機能はありません。そのため、毎回トランスミッターかスマホの再生ボタンを押す手間がかかります。
ただし私が調べた限りでは、FMトランスミッターで自動再生ができるものはごく少数のようです。

以前にスマホ側で何とかできないかと試してみましたが、iPhoneでは完全な自動化はできませんでした。Androidではどうなのでしょうか。

iPhoneのショートカットでFMトランスミッターの自動再生を試みた【レシピあり】

ボタンが押しづらい

周波数やモード切替ボタン(下の写真、手前側3つのボタン)は周囲より出っ張ってはいますが、再生・停止や着信拒否ボタン(下の写真、黄色の枠で示した部分)は周りと同じ高さなので手探りで押すことが難しいです。使用頻度を考えたら逆にすべきだと思います。

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ムーヴのようにシガーソケットが低い位置にあれば、なおのこと押しにくいでしょう。

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Bluetooth接続時に着信があると音楽が中断され、着信がある間中は英語で相手の番号が読み上げられます。走行中はなかなか着信拒否ボタンを押せないため、かなりストレスになります。

適当な立体シールを貼れば改善されるのかもしれません。

ハンズフリー機能はあるが使い物にならない

こちらの声と相手の声の両方に雑音が混じります。相手の声は何とか聞き取れるレベルですが、相手には雑音がひどすぎてこちらの声が届きません。シガーソケットの位置(=マイクの位置)が運転者から遠いのも関係しているのかもしれません。
とりあえず、ハンズフリー機能は無いものと考えたほうがいいです。

取扱店が少ない

これは製品自体の問題ではないですが、2019年11月現在、Amazonでは数店舗でしか取り扱っておらず、いずれも発送元が外国です。私が2年前に購入した店も現在は取り扱っていません。

以下、販売先のリンクをご紹介します。
販売店その1
1219円と安いですが、商品紹介に「FM36」と明記されていないのが気になります。

販売店その2
1419円+送料99円。こちらは型番の項目に「FM36」と書かれています。

販売店その3
1721円。商品名に「FM36」と明記されています。商品説明には、充電ポートが2つあるように書かれているが本当なのでしょうか。

販売店その4
3271円とかなり高め。商品写真を見るとQC3.0の急速充電ポートを搭載しているようですが、真偽は不明。「FM36」の記載はありません。

総評

全体として性能にはとても満足しています。二千円未満という低価格なこともあり、とても良い買い物をしたと思います。

自信をもっておすすめできる製品なのですが、取扱店が減ってしまったのが残念です。 そこで、FM36と同じように安くて高性能な製品を以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

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