ジョー・ヒタギの止リ木 | 「ものづくり」や「ものなおし」をするブログ

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ジョー・ヒタギ の 止リ木

【ねじの締めすぎ注意】パンクした自転車の修理に失敗した話

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先日、久しぶりに自転車(ママチャリ)に乗ろうとしたらパンクしていました。

こんな時、慣れた人なら真っ先にムシゴムを交換すると思います。

しかし、私は「ねじの緩みが原因だろうか」と思ってバルブのねじを締めてしまいました
そのせいでますます状況が悪化したので、注意喚起としてここに状況と対処法を記しておきます。

なお、自転車のパンクの大半はムシゴムの劣化が原因です(今回もそうでした)。
その場合、ムシゴムを交換するだけで修理は完了します。
私のように余計なことをしなければ自分で簡単に修理できるので、安心して挑戦してください。

故障内容と原因

冒頭でも書いたように、故障内容はパンクです。
もう少し詳しく説明すると、タイヤに空気は入れられるものの、空気入れを外すと全ての空気が抜けてしまうという状況です。
この症状が両輪共に発生していました。

原因はムシゴムの劣化でした。
自転車のエア漏れではよくあることです。

下の写真にバルブの各部名称を示しています。

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ムシゴムとは上に示した「ムシ(プランジャー)」にはまっているゴムチューブのことで、空気が逆流しないように弁の役割を担います。

これが原因なら話は簡単で、ムシゴムを交換するだけで修理完了です。
が、今回は余計なことをしたばかりに事態が悪化してしまいました。

リムナットの締めすぎに注意

バルブを見ていると根元にある「リムナット」が緩んでいることに気が付きました。
深く考えずに「これも空気漏れに関係あるかもしれない」と思い、スパナで締めこみました

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ところが、改めて調べてみると下のような記事を見つけました。

blog.goo.ne.jp

上の記事によれば、リムナットを締めすぎるとチューブが傷つき、最悪の場合はチューブ自体を交換しなければならないほど深刻な故障になるとのこと。
どうやら、リムナットは工具を使わずに手で締めるくらいがちょうどいいようです。

そこで慌ててナットを緩めようとしたところ、締めすぎたせいでナットが斜めになっており、直すのにかなり苦労しました。
先ほどの写真(下に再掲)は、ナットを外している途中に撮影したものです。
ナットが少し斜めになっているのが分かります。

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こうなってしまうと一旦ナットを完全に外してからはめ直すしかありませんが、ナットを回すのにかなりの力が必要です。

こうした作業ではラチェットレンチ*1。を使うと早く終わります。
私は取りに行くのが面倒だったので普通のスパナを使ったところ、片輪だけで10分以上もかかってしまいました。
こんなことなら工具箱まで取りに行ったほうが早かったですね。

というわけで、ラチェットレンチを使ったほうが格段に能率が良いのでおすすめです。

そんなこんなでバルブステムからバルブナット・ムシ・リムナットを外し、改めてリムナットを手で締めました。

下の写真は、全ての部品を外してバルブステムだけになったところです。

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おそらく、リムナットはバルブがリム(車輪の外周部)の中に入り込まないように支える程度のもので、強い力で固定する必要はないのでしょう。
もちろん、今回の空気漏れとは何の関係もないと思われます。

ムシゴムの交換

リムナットを直した後、ようやく本来のパンク修理に取り掛かれました。

下の写真はバルブを分解した図。上から順に、

  • バルブナット
  • ムシ
  • リムナット

です。

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本当はリムナットを外す必要はありません。
あと、ムシは細いほうがリムナット側(タイヤチューブ側)を向くように取り付けますが、写真では向きが反転しています。

ムシについている古いゴムを外し、下のようなムシゴムをムシにはめます。

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ゴムはチューブ状になっています。
この長さを使い切るまでに何十年かかるのでしょうか。
使い切る前にゴムが劣化しそうですが。

下のようなパンク修理キットなら、あらかじめ短く切られたムシゴムが付属しています。


図に赤色で示したように、ムシの根元までゴムチューブをはめ、先端から少しはみ出るくらいの長さで切ります。

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もしも摩擦が大きくてゴムがはまらないのなら、シリコンオイルを吹くと滑りが良くなります気密確保もできて一石二鳥です。

私は下の東京マルイ製シリコンメンテナンススプレーを使っています。
これはもともとエアガン用ですが、プラスチックを侵さないので色々なものに使いやすくておすすめです。

あとは元通りに部品を組み立てれば完成です。

私の自転車は古いムシゴムがちぎれてバルブステムの中に入りこんでしまい、どうしても取り出せませんでした。
が、そのままパーツを組んでも特に問題は起きなかったです。

おわりに

今回得られた教訓は次の2点です。

  • 自転車がパンクしたらまずムシゴムを交換する
  • リムナットを工具で締めてはならない

ムシゴムの交換だけなら本当に簡単に済みます。
それを試す前に余計なことをすると私のように作業時間が長引くのでご注意。

もしもムシゴムを頻繁に交換しないとならないようなら、下のようなムシゴム不要のバルブを装着するという手もあります。安心と信頼の日本のメーカー「ブリヂストン」製です。

おまけ:入れすぎた空気を抜くには

タイヤに空気を入れすぎた場合、バルブナットを緩めてやれば空気を抜けます。

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ただ、あまりにも勢いよく抜くとゴムに負担がかかりそうなので、少しずつ抜いていくほうが良さそうです。

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*1:回したい方向にだけボルトやナットへ力が加わるレンチ。反対方向への回転ではレンチが空回りして力を逃がす。ナットを何周も回す際にいちいちナットからレンチを外す必要がなく、単純な往復運動だけで済むため作業時間が短くなる。