ジョー・ヒタギの止リ木 | 「ものづくり」や「ものなおし」をするブログ

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ジョー・ヒタギ の 止リ木

「集中力が続かない」・「頭痛がする」 ←換気で直ります

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「この部屋にいるとどうも眠くなる」・「頭が痛くなる」・「なぜか集中できない」ということはないだろうか。その原因は部屋の換気をしていないことかもしれない。

今回は私の体験談とともに、閉め切った部屋の空気がもたらす悪影響についてご紹介したい。

私の体験談

冬のある日のこと、「最近、自室での作業に全然集中できていない」と気がついた。どうも体がだるく、我慢できないほどではないが軽い頭痛もする。最初は寝不足が原因かと思ったが、よく寝たはずの日でもやはり集中力が続かない。

そんなとき、たまたまネットで部屋の換気に関する記事を見つけた。その内容は「閉め切った部屋に人がいると想像以上の早さで空気が悪くなり、集中力の低下や頭痛などが起こる」といったものである*1

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「閉め切った部屋」というものに心当たりがあった。音漏れと隙間風を防ぐためにドアとドア枠の間の隙間を防音テープでふさいでいたうえに、暖房で温めた空気が逃げないように1週間以上まともに部屋の換気をしていなかったのである。

www.joe-hitagi.com

その記事を読んだ私は、寒い日でもあるのにかかわらず部屋のドアと窓を開け放してすぐさま換気を敢行した。その結果、それまで悩まされてきた頭痛や倦怠感が嘘のように治まったのである。

原因

二酸化炭素濃度の上昇だと思われる。閉め切った部屋の中で人が呼吸していたため、酸素が減って二酸化炭素が大幅に増えたのだろう。

幻冬舎ゴールドオンラインの記事によると、各環境での二酸化炭素濃度は次のとおりである。

  • 通常の大気:300~400ppm
  • 市街地の外気:400~600ppm
  • ビル管理法の基準濃度:1000ppm

さらに、二酸化炭素濃度による症状についても次のように述べられている。

  • 1000ppm超:眠気、集中力・思考力への影響
  • 2000ppm超:頭痛、倦怠感、注意力の欠如、心拍数の増加、吐き気

出典:カビ、ダニや化学物質が…「24時間換気システム住宅」の欠陥 | 幻冬舎ゴールドオンライン

すなわち、「眠くなる」・「集中できない」という症状が現れたら、二酸化炭素濃度の上昇を可能性の一つとして考えるべきなのである。

さらに、大東住宅株式会社のホームページには以下のような記述があった。

気密性の高い締め切った部屋で、換気をしなければ、たった1時間でも、二酸化炭素の濃度は、5000PPM以上になり、

出典:空気の中身に目を向けましょう。| 大東住宅株式会社

ただ、上の記述はおそらく一般住宅の話ではないだろう(もしそうなら私はすでにあの世行きだ)。文脈から推測するに、学校の教室や事業所のような密閉空間で大勢が呼吸する状況を指していると思われる。

なお、事業所衛生基準規則では二酸化炭素濃度を5000ppm以下と定めている。

出典:事務所衛生基準規則 第2章 事務室の環境管理(第2条−第12条)|安全衛生情報センター

二酸化炭素濃度が1000ppmを超えた時点で身体に悪影響があることを考えれば、5000ppmという数値は許容量の限界ではないだろうか。

おわりに

普段から部屋を閉め切っている方、気密性の高い部屋で過ごす方はこまめな換気を心がけていただきたい。「頭痛」・「集中力の低下」・「倦怠感」といった症状が出たら、酸欠の可能性があることも頭に入れておいてほしい。

特に冬場や夏場のような、暖房や冷房のために部屋を閉め切る季節は要注意である。

エアコンならまだましだろうが、石油ストーブのようなそれ自体が二酸化炭素を放出する器具を使っている場合は、なおのこと換気に注意を払っていただきたい。

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*1:今回この記事を書くにあたり、私が当時読んだ記事をご紹介しようと探したのだが見つからなかった。たしか海外での研究結果を日本語で紹介した記事だったと記憶している。