ジョー・ヒタギの止リ木 | 「ものづくり」や「ものなおし」をするブログ

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ジョー・ヒタギ の 止リ木

【本】「本の読み方」で学力は決まる

『「本の読み方」で学力は決まる』という本を読み終えたので感想とともにご紹介。

本書の内容

本書は、読書が子どもの発達や学力に与える良い影響について科学的に検証したものである。

全体としては「本を読む子は学力や言語能力、共感能力が高くなる」というような、今まで経験則として語られていたことと同じ結論に達する話が多く、「驚愕の新事実が明らかに!」というようなことはあまり無いと思われる。

ただし、例えば

  • 1時間の勉強より30分の勉強+30分の読書のほうが学力は高くなる
  • 本は一気に読むより複数回に分けて読んだほうが記憶が定着しやすい

といった知っておくと役立つ知見を科学的データとともに学べるため読んで損はない。

個人的な意見としては、本書は未就学児~小学生くらいまでの子供を持つ方に読んでもらい、子供に本を与えたり読み聞かせをしたりするモチベーションを高めてもらうというのが良い使い方ではないかと思う。

蛇足:読書から得られるもの

ここからは完全に私見だが、読書には一般に言われるような

  • 語彙が増える
  • 読解力が身につく
  • 文章を読むのが早くなる

といった効能のほかにも人生を豊かにする効果があると思っている。これは「情緒が豊かになる」という意味ではなく、読書を通じて他人の人生を取り込めるということである。

人が一生のうちに見聞きできることには限りがあるが、本を読めば他人が経験したことや考えたことを楽に手に入れられる。読書というものは無用な失敗や試行錯誤を省き、自身の思考や行動を効率化してくれる最高のツールだと思う。

ただし、義務感で本を読むのはお勧めしない(嫌がる子供に無理やり読ませるのも)。自分がおもしろいと思える本を読むことが絶対条件である。